オンライン英会話のレッスン録画、たまっていませんか。「あとで復習しよう」と思って保存した30分のレッスン。
でも、いざ見返そうとすると長い。自分の英語を聞き返すのも少し恥ずかしい。
結局そのまま、新しいレッスンを受けて、また録画だけが増えていく。
Camblyを2年以上続けるなかで、気づけば録画が4年分近く残っていました。でも正直、一度もまともに見返していません。
そんな録画を「復習ノート」に変えられないかと思って試したのが、ELSA Speakの「Speech Analyzer」です。
実際に30分のCamblyレッスンをアップロードしてみたところ、文字起こし・文法ミス・フィラー・語彙レベルまで自動で整理されました。
ただし、すべての分析結果を信用してはいけません。特に、発音スコアには大きな落とし穴がありました。
この記事では、実際のレッスン録画を使って検証した結果をもとに、
- 何が復習に使えるのか
- 何を信用してはいけないのか
- どう使えばオンライン英会話の復習効率が上がるのか
を、良かった点も微妙だった点も含めて正直に紹介します。

✍️ この記事を書いている人(フクさん)
純ジャパからTOEFL iBT108(旧形式)を取得し、世界Top15大学院(QS/THE)をGPA4.0で修了。ELSAを1年使用後、永久会員として再開。Camblyは2年で300回以上。実際に僕が試して、機能したものもしなかったものもそのまま書きます。
✅ この記事でわかること
- レッスン録画をSpeech Analyzerに入れる手順(僕の環境で約10分)
- アップロードの仕様と落とし穴(60分・100MB制限/初回はボタンが見えない)
- 30分の録画から出てきた実測スコア(総合79%・5指標)
- 発音スコアを信じてはいけない理由(講師の声と混ざって採点される)
- それでも使える3つの出力(文法エラー・フィラー実数・語彙分布)
- 月1回・10分だけの「自分の癖」チェックの回し方

シマちゃん(読者代表)
レッスンの録画、たまっていく一方で一度も見返してないんだけど……これって僕だけ?

フクさん(筆者)
僕も4年分ためてたよ。でもこの前、30分の録画をELSAに入れたら復習が10分で終わったんだ。落とし穴もあったから、正直に全部書くね。

結論|「復習ノート」は手に入ります。ただし発音スコアは信じてはいけません
まず結論からいきます。
オンライン英会話のレッスン音声をELSAのスピーチアナライザーに入れると、30分の会話が文字起こしと弱点リストに変わります。
僕の環境では、録画の保存から分析結果を開くまで約10分でした。
ただし、出てきた数字を全部信じてはいけません。

✅ 信じていい出力(引用ベース)
- 文字起こし全文(タイムスタンプ+再生ボタン付き)
- 文法エラーの原文と訂正
- フィラーの実数(uh・umを何回言ったか)
- 語彙レベルの分布(CEFR別の集計)
❌ 鵜呑みにしてはいけない出力(集計スコア)
- 発音・イントネーションの%スコア
- 話す速さ(wpm)
- IELTS・TOEFLなどのテスト換算値
今回の検証で、いちばん気になったのが発音系のスコアでした。
アプリ内で、iphoneのマイクを使って計測したときに比べて、大きく乖離した結果になりました。
原因は、話者判定の精度、録音品質、自然会話と音読の違いなど、複数考えられます。
どれが主因かは、この1回の検証だけでは切り分けられません。だからこそ、録画をアップロードした際の発音・イントネーション・テスト換算スコアは、成績表として見るよりも「参考値」として扱うのが安全だと感じました。
Speech Analyzerとは?
ELSA Speakに搭載されている、まとまった英語の発話を分析する機能です。
💡 分析される5項目
- 発音
- イントネーション
- 流暢さ
- 文法
- 語彙
これらをまとめて分析し、文字起こしや改善提案も表示してくれます。公式情報でも、5項目の分析や国際試験スコアの参考値表示が案内されています。
通常は自分で話した英語を分析するための機能ですが、今回はこれをオンライン英会話のレッスン録画に使ってみました。
やり方|録画→音声抽出→アップロードの3ステップです
Step 1:録画から音声だけを取り出す(音声ファイルならスキップ)
手元にあるのが録音の音声ファイル(m4a・mp3など)なら、このStepは不要です。
そのままStep 2に進んでください。ここは動画(mp4)で残っている人向けの変換作業です。
📝 やること
- レッスン録画(mp4)をPCに保存する
- Macなら QuickTime Player →「ファイル」→「書き出す」→「オーディオのみ」
- 音声ファイル(m4a)ができたことを確認する
なぜ音声だけにするのか。アップロードの上限が100MBだからです。
僕の30分のレッスン録画は、mp4のままだと100MBを超えていました。
音声だけに変換したら、余裕で収まるサイズになりました。
Windowsの場合は、普段使っている動画編集ソフトや音声変換ツールで、音声ファイル(mp3・m4a)に変換してください。
変換の方法自体はこの記事の本題ではないので、手元のツールで音声にできれば何でもOKです。
Step 2:Web版のスピーチアナライザーにアップロードする
ここに罠がありました。
Web版を初めて開くと、マイクでの録音を促されて、アップロードのボタンがどこにも見当たらないんです。
僕は一度「この機能、ないのか」と諦めかけました。
正解は、適当でいいので初回の録音を1本済ませること。
ホーム画面に進めるようになり、右上に「録音をアップロード」ボタンが現れます。

対応フォーマットはflac・wav・mp3・mp4・m4a。1ファイル60分まで・100MB以下です(2026年8月・実機のダイアログ表示より)。

実はmp4のままでも、形式としては対応しています。
引っかかるのはサイズ制限だけなので、短いレッスンならそのまま入るかもしれません。
Step 3:分析が終わるのを待つ
アップロードすると「私の録音リスト」に入り、「進行中」の表示になります。
30分の音声でも、数分待てば結果が開けるようになりました。
録画の保存からここまで、僕の場合は全部で10分くらいです。
実測|録画だと、発音系のスコアはブレるかも
今回は、Camblyの2023年のレッスン録画(30分)を使って、評価をしてみました。

今回の30分のレッスン録画では、発音スコアが67%でした。
正直、この数字にはかなり違和感がありました。
というのも、以前ELSAアプリ上で評価をしたときは、発音スコアが92%だったからです。
もちろん、32秒の発音と30分の自然会話では条件がまったく違います。単純比較はできません。
それでも、「なぜ発音だけここまで差が出たんだろう?」と思い、分析結果を詳しく確認してみました。
気になったのは、講師の発話と思われる部分にも指摘が出ていたこと
文字起こしの冒頭を見ると、こんな会話が1つの流れとして表示されていました。
“Hi! Hello, how are you? I’m good. How are you? I’m good.”
僕と講師、両方の挨拶が含まれています。
さらに確認していくと、講師が長く話していると思われるブロックにも、発音に関する指摘が表示されている箇所がありました。

ELSAには、自分の声を登録して複数人の会話でも評価の精度を上げる仕組み(Register Your Voice)が用意されています。
ただ、今回の検証結果を見る限り、少なくとも「僕だけの発音を正確に切り出して評価できている」とは言い切れませんでした。
比較すると、発音とイントネーションだけ大きく下がっています
参考として、以前の「アプリ上でiPhoneで録音した検証」(32秒)と、今回の「講師との会話録画」(30分)を並べてみます。

※ 音読32秒と会話30分では、発話内容・測定時間・録音環境が異なるため単純比較はできません。あくまで参考値です。
興味深いのは、すべての項目が下がったわけではないことです。
流暢さと文法はむしろ上がっている一方で、発音とイントネーションだけが20ポイント前後下がっています。
この差が生まれた理由としては、いくつか考えられます。
🔍 考えられる要因
- 講師との会話が分析結果に影響している可能性
- Zoomのような通話録音で、マイク直録りより音質が落ちている可能性
- 音読ではなく自然会話のため、発音やイントネーションの条件が異なる可能性
ただし、今回の検証だけでは、どれが主な原因なのかまでは切り分けられませんでした。
また、ネイティブ講師の速い発話では文字起こしが崩れている箇所もあり、途中には意味の通らない文章も混ざっていました。
つまり、30分の会話録画をそのまま分析する場合、音声認識や話者判定を含めて、分析精度に一定の限界がある可能性があります。
だから、録画アップロードでは「数字」より「中身」を見たほうがいい
今回の検証を踏まえて、僕は録画アップロード時のスコアを成績表として使うのはおすすめしません。
特に、以下の数字は参考値として見るのが安全です。
❌ 録画アップロード時に鵜呑みにしないほうがいい数字
- 発音・イントネーションのスコア
- 話す速さ(WPM)
- IELTS・TOEFLなどのテスト換算値
一方で、分析結果を下にスクロールしていくと、「これは普通に使えるな」と思ったものがありました。
それが、自分が実際に話した内容をもとにした指摘です。

シマちゃん(読者代表)
じゃあ、録画を入れる意味なくない……?スコアが当てにならないんじゃ。

フクさん(筆者)
それがあるんだ。むしろ、スコアの下にある「中身」のほうが今回の本命だった。ここからが、僕がこの使い方をおすすめしたい理由だよ。
それでも使えた出力が、3つありました
スコアは微妙でした。
でも分析画面を下にスクロールした瞬間、「これは使える」と思いました。
出てきたのは、僕が実際に話した内容そのものへの指摘です。
正直、ここはちょっと感動しました。4年間ほぼ放置していた録画が、数分後には「どこで何を話したか」が追える状態になっていたからです。
「復習しなきゃ」と思うだけで開かなかった録画でも、文字起こしになっていると不思議なくらい読むハードルが下がります。
文法エラーもフィラーも「あなたは言いました」と原文を引用した形で出てくるので、自分の発言か先生の発言かは読めば分かります。
① 文法エラーの原文と訂正
30分の会話から、こんな指摘が出てきました。

📝 実際に出てきた指摘の例
- “next person who live here” → who lives(三単現の-s落ち)
- “foods are much, much better” → food is(不可算名詞)
- “start career” → start a career(冠詞落ち)
例えば”who live here”の文は、引用を読み返したら僕の発言でした。
三単現と冠詞。知っているのに口から抜ける定番が、そのまま並んでいます。
レッスン中は、先生も会話を止めないためにある程度流してくれます。
だからこうして後からまとめて回収できるのは、正直ありがたいです。
② フィラーの実数
30分でuhが約40回、umが約17回でした。
「フィラー多いかも」というぼんやりした感覚が、初めて実数になりました。

しかも、フィラー入りの自分の文と、フィラーを取った言い直し例をセットで見せてくれます。
月1で測れば、この回数が減っているかを定点観測できます。
③ 語彙レベルの分布
会話で使った単語が、CEFRレベル別に集計されます。
僕の場合、高度な語彙(B2以上)は全体の10%でした。

読んで分かる単語と、会話で口から出る単語は別物です。
その差が、「使えている語彙」の実態として数字になるのは面白いところだと思います。
💡 インフォーマル表現への提案は無視してOK
- アナライザーは会議・プレゼン向けに設計されたツールです
- 「Yeahをabsolutelyに言い換えよう」のような提案が出ますが、雑談レッスンの録画には的外れです
- 道具の設計意図とのズレなので、気にせず流してください
毎回復習しなくていい|月1回、10分だけ「自分の癖」を確認する
毎レッスンやる必要はないと思います。僕のおすすめは月1回です。

大事なのは、全部復習しないことです。
まじめに全部見直そうとすると、重くて2回目が来ません。
次のレッスンで意識することを1つ決めたら、その月の復習は終わりでいいと思っています。
そして発音です。
発音を測りたいときは、録画ではなくアプリで自分の声だけをマイク録音してください。
単語テストと文章音読でどう測り分けるかは、前回の検証記事に全部書いています。

「アプリで見つけて、講師に直してもらう」という全体の設計は、併用術の記事が担当です。

レベル別のおすすめの見方
🔰 初心者
まずはスコアを追いかけなくてOKです。
文字起こしを見ながら、「本当はこう言いたかった」という表現を1つ拾うだけで十分。
全部直そうとすると続かないので、毎回1つだけ持ち帰るのがおすすめです。
📈 中級者
文法エラーとフィラーを定点観測してみてください。
「冠詞が抜けやすい」「考えるときにumが増える」など、自分では気づきにくい癖が見えてきます。
🎯 上級者
語彙の量だけでなく、「いつも同じ表現を使っていないか」を見るのがおすすめです。
言い換え提案のなかから、次の会話で実際に使えそうな表現を1つだけ選んでみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 無料版でもレッスン録画の分析はできますか?
スピーチアナライザーをフルに使うには、有料プラン(Premium)が必要です。
無料版でアップロード機能がどこまで使えるかは未検証です(僕はPremiumで検証しました)。
プランごとの利用条件は変わることがあるので、最新の情報は公式サイトで確認してください。
Q2. Cambly以外のオンライン英会話でも使えますか?
録画や録音が手元に残るサービスなら、手順はまったく同じです。
録画機能の有無や保存期間はサービスごとに違うので、お使いのサービスの公式ページで確認してください。
どのサービスを選ぶか迷っている段階なら、3社を実際に使った比較記事があります。

Q3. 講師の声が入ったままアップして大丈夫ですか?
文字起こしと文法・フィラー系の指摘は、講師の声込みでも問題なく機能しました。
ただし、この記事で書いた通りスコアは2人分が混ざります。
また、録画データには講師の音声も含まれるため、第三者の音声データを外部サービスへアップロードすることになります。
利用前に、お使いのオンライン英会話サービスの利用規約やプライバシー上の扱いを確認し、自分の学習用の範囲にとどめてください。
Q4. 発音67%というのは、発音が下手ということですか?
測定条件の影響が大きい数字だと考えています。
同じ僕がアプリ上でiPhoneのマイクで録音したときの発音スコアは92%でした。
録画アップロードの発音スコアで、一喜一憂しないでください。
Q5. スマホのアプリだけでもできますか?
アプリ内のアナライザーは、その場でマイク録音する使い方が中心です。
録画ファイルのアップロードは、僕はPCブラウザのWeb版で確認しました(2026年8月時点)。
音声ファイルの変換もPCの方が楽なので、この使い方はPC推奨です。

シマちゃん(読者代表)
スコアと戦わずに、中身だけもらえばいいんだね。たまってた録画が、罪悪感じゃなくて資産に見えてきた!

フクさん(筆者)
そう、それが言いたかった。まずは1本だけ入れてみて。最後に要点をまとめるね。
まとめ|たまった録画を、全部見返す必要はありません
オンライン英会話の録画は、復習しようと思うほど重くなります。
30分をもう一度最初から聞く。自分の発言を全部確認する。文法ミスを全部直す。
正直、そんな復習は続きません。
でもSpeech Analyzerに入れると、30分の会話を「ざっと見返せる形」に変えることはできました。
今回の検証で分かったのは、すべてのスコアを信じる必要はないということです。
見るべきなのは、点数よりも自分が実際に話した内容でした。
👀 見るのはこの3つだけ
- どんな文法ミスを繰り返しているか
- 考えるときにどれくらいフィラーが出ているか
- いつも同じ単語ばかり使っていないか
全部直す必要はありません。
次のレッスンで意識することを、1つ見つけるだけで十分です。
僕自身、4年近くため込んでいた録画を見返して、初めて「あ、これなら復習できるかも」と思いました。
まずは直近のレッスンを1本だけ。
眠っている録画を、もう一度聞き返すのではなく、次の会話を少し良くするための材料に変えてみてください。
関連記事|ELSA検証シリーズ
📚 ELSA Speak 検証シリーズ
- ELSA Speakの評判・効果は本当?1年使ってやめた僕が、永久会員を買い直した理由(シリーズの入口)
- ELSA Speakの機能が多すぎて迷う人へ|最初の2週間は3つだけでいい
- ELSAで発音100%だった僕が、ネイティブ講師に直されまくった理由
- オンライン英会話とAI発音アプリの併用術|ELSAと164回併用した僕の使い分け
- 👈 今ここ: レッスン録画×Speech Analyzer(この記事)
- ELSA Premium永久会員で使える機能を全部試した|2つの機能だけで課金する価値があった話
- ELSA Speakのデメリット7つと向かない人5タイプ|1年使ってやめた僕が正直に書く
- 無料版とPro・Premiumの違い(準備中)
※ リンクがない項目は記事を準備中です
※ 仕様・実測の確認日: 2026年8月30日
【免責】本記事の料金・仕様・キャンペーン情報は執筆・更新時点で確認した内容であり、変更される場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。記事内容は筆者の実体験に基づく個人の感想を含み、学習効果の感じ方は利用目的や学習段階によって変わります。本記事のリンクにはアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。


コメント