唐揚げもファミレスも英語で言えなかった——日本の食を語って詰んだ10選|Cambly 300回の記録 Vol.11

“We use garlic, soy sauce, sake, sugar. Put chicken in those ingredients and wait one hour.”

——唐揚げのレシピを聞かれて、僕が絞り出した英語です。

「漬け込む」という動詞が、どうしても出てこない。

材料を並べて「入れて待つ」と言うのが精一杯でした。

この記事では、Camblyのレッスンで日本の食を語ろうとして詰んだ10の場面を実録で公開します。

すべて「詰んだ英語」と「実際に乗り切った表現・講師の反応」のセットつきです。

フクさん(筆者)

✍️ この記事を書いている人(フクさん)

純ジャパからTOEFL iBT108を取得し、世界Top15大学院(QS/THE)をGPA4.0で修了。
Camblyを2年以上使い倒した英語学習メンター。精神論ではなく再現性のある方法を伝えます。

✅ この記事でわかること

  • 唐揚げの「漬け込む」が言えないときの乗り切り方(材料で説明する)
  • 回転寿司は sushi train? conveyor belt?——実際に通じた言い方
  • ファミレス・ハンバーグ・ソフトクリーム、カタカナ語の罠と正解
  • 「甘じょっぱい」に困ったら savory——講師に教わった味の語彙
  • クリスマスKFCと「外食ガチャ理論」で議論が盛り上がった実録
  • 食べ物の話題で15分話し続けるための「広げ方」の型
シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

食べ物の話って一番よく振られるのに、いざ説明しようとすると言葉が出てこないんだよね…。毎日食べてるものなのに。

フクさん

フクさん(筆者)

わかるよ、僕も唐揚げのレシピで詰んだからね。でも食べ物の話題は、詰んでも一番リカバリーしやすいジャンルなんだ。今回はその実録だよ。

目次

結論: 食べ物の英語は「単語」より「説明の部品」の勝負でした

先に今回の学びを言います。

日本の食を英語で語るのに、marinate や savory のような単語を全部覚えておく必要はありませんでした。

知らない単語は、材料・値段・仕組みの「部品」に分解すれば説明できるからです。

必要なのは語彙力より、分解力。

例えば「漬け込む」が出てこなくても、「材料に入れて1時間待つ」と言えば伝わります。

回転寿司を知らない相手にも、「寿司がベルトで回っていて2貫1ドル」と言えば伝わります。

むしろ具体的な数字や仕組みで説明したときのほうが、講師の食いつきは良かったんです。

今回の10個は、その「詰んだ→部品で説明した→講師が正しい単語をくれた」の記録です。

日本の食を英語で語って詰んだ10場面を定番料理・カタカナ語の罠・味と名前・文化トークの4カテゴリに整理したマップ図

ちなみに、日本の文化(遠慮・温泉・敬語)を説明して詰んだ話は前回のVol.10にまとめています。

あわせて読みたい
「遠慮」が英語で出てこない——日本文化の説明で詰んだ英語9選|Cambly 300回の記録 Vol.10 “Japanese people are trying to be polite and not to bother them.” ——「親が遠慮して来なかった」と言いたかっただけなのに、僕の口から出たのはこの遠回りな説明で...

今回はその食べ物編です。

それでは、10の実録を順番に見ていきます。

#1 唐揚げとクリスマスKFC——「漬け込む」が言えなかった

まずは、タイトルにした唐揚げの話からです。

年末のレッスンで、M先生に日本のクリスマスの過ごし方を聞かれました。

僕が「日本ではクリスマスにKFCを食べるんですよ」と言った瞬間、先生の目の色が変わりました。

💬 講師の反応(M先生・アメリカ)

“What started this KFC tradition?”

訳:そのKFCの伝統、何がきっかけで始まったの?(→ 完全に食いついてきた)

アメリカ人にとって、クリスマスにフライドチキンを食べる文化はかなり意外なようです。

僕は「由来は昔に始まったKFCのマーケティングキャンペーンだと言われています」と説明しました。

七面鳥が手に入らない日本で、「クリスマスにはケンタッキー」の広告が定着した、という説です。

ここまでは良かったんです。

問題はその後、「でも我が家は母の唐揚げ派でした」と話を広げたときでした。

レシピを聞かれて、「漬け込む」が出てこない。

💬 僕が言った英語

“We use garlic, soy sauce, sake, sugar. Put chicken in those ingredients and wait one hour.”

(意図: にんにく・醤油・酒・砂糖に鶏肉を40分〜1時間漬け込んでから揚げる)

「漬け込む」という単語を諦めて、材料を並べて「入れて待つ」と手順で説明する作戦に切り替えました。

結果、レシピは完全に伝わりました。

M先生は “Which one is better, KFC or your mom’s?”(KFCとお母さんの唐揚げ、どっちが上?)とまで聞いてきました。

僕の答えは「妻いわく、母の唐揚げが最強です」。

先生は大笑いして、この日のレッスンで一番盛り上がった話題になりました。

「漬け込む」は marinate と言うことを教えてくれました。

でも当時の僕の「入れて待つ」説明でも、会話は何も困りませんでした。

💡 唐揚げを英語で説明するパーツ

  • 唐揚げ: Japanese fried chicken(これで一発で伝わる。でもKaraageは最近アメリカでは有名になってきてる)
  • 漬け込む: marinate(”We marinate chicken in soy sauce and garlic.”)
  • 言えないときは: put chicken in those ingredients and wait(材料+待つで代用)
  • 揚げる: deep-fry(”Then we deep-fry it.”)

ちなみに、フライドチキンとの違いもこの説明だけで伝わります。

衣に味をつけるフライドチキンに対して、唐揚げは肉そのものを醤油ベースのタレに漬け込むのが違いです。

💡 ポイント: 「漬け込む」は marinate。出てこなければ材料を並べて「入れて待つ」で十分伝わる。

#2・#3 寿司の話は鉄板ネタ——sushi train と「海外の寿司は別物」問題

次は、日本食トークの王様、寿司です。

寿司の話題は2回とも大きく盛り上がったのですが、それぞれ別の学びがありました。

#2 回転寿司は sushi train?——値段を言ったら先生が驚いた

シカゴの寿司の値段が高すぎる、という愚痴から始まった話です。

僕は日本の回転寿司を説明しようとして、こう言いました。

💬 僕が言った英語

“In Japan, we have sushi train. Two pieces for one dollar.”

(意図: 日本には回転寿司があって、2貫1ドルくらいで食べられる)

sushi train という言い方は、以前どこかで聞きかじったものでした。

M先生には通じたのですが、返ってきた言葉は別の単語でした。

💬 講師の反応(M先生・アメリカ)

“The sushi wheel! The conveyor belt. That’s very cheap.”

訳:ああ、寿司がぐるぐる回るやつね。conveyor belt(ベルトコンベア)の。それにしても安すぎない?

アメリカでは conveyor belt sushi という言い方が一般的なようです。

sushi train はオーストラリアやニュージーランドでよく使われる言い方だと、あとで知りました。

どちらでも通じますが、相手の国に合わせて言い換えられると会話が速いです。

そして先生が一番反応したのは、単語ではなく値段でした。

当時の僕の体感で、アメリカの寿司は100〜150ドル、同じクオリティが日本なら30〜50ドル。

回転寿司なら2貫1ドルからです。

この数字を並べた瞬間、”That’s very cheap.” と目を丸くしていました。

💡 ポイント: 回転寿司は conveyor belt sushi(米)/ sushi train(豪・NZ)。値段の数字が最強の説明になる。

#3 「海外の寿司は別物」を英語で語る——authentic が出てこなかった

寿司の話には続きがあります。

別のレッスンで、海外の寿司ロール文化について語ろうとしたときのことです。

「本格的じゃない」と言いたいのに、単語が出てきませんでした。

💬 僕が言った英語

“The taste is not sophisticated… it’s not true.”

(意図: 味が洗練されていないというか…本物じゃないというか)

not true だと「嘘の寿司」みたいで、我ながら変な英語です。

M先生が救ってくれました。

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“The word you’re looking for is authentic.”

訳:探してる単語は authentic(本格的な・本場の)だね。

authentic(本格的な)。

この単語を手に入れてから、食文化トークが一気に楽になりました。

僕の体感では、アメリカの寿司の6〜8割はドラゴンロールやスパイダーロールなどのロール中心です。

日本の握り中心の寿司とは、ほぼ別の料理と言っていいと思います。

ただ、ここで大事なのは否定で終わらせないことでした。

僕は “I don’t deny this culture.”(この文化を否定はしません)と付け加えました。

カリフォルニアロールはカリフォルニアロールで、別のおいしい食べ物です。

この「別物として認める」スタンスのおかげで、議論が険悪にならずに済みました。

💡 「本場の味」を語る英語パーツ

  • 本格的な: authentic(”It’s not authentic, but it’s still good.”)
  • 握り: nigiri / ロール: rolls(そのままで通じる)
  • 否定しない: I don’t deny this culture. / It’s a different dish.
  • 本場では: In Japan, we eat more nigiri than rolls.

💡 ポイント: 「本格的」は authentic。批評するときは “It’s a different dish.” で否定を避けると議論が続く。

シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

回転寿司の言い方が国によって違うの、知らなかった…! カタカナの「ファミレス」とかはどうなの?

フクさん

フクさん(筆者)

いい質問だね、シマちゃん。次はまさにそのカタカナ語の罠だよ。ファミレスもハンバーグもソフトクリームも、そのままだと危ない。

#4・#5 カタカナ語の罠——ファミレスとハンバーグ

ここからは、日本人が一番ハマりやすい罠の話です。

カタカナで定着している外来語ほど、そのまま英語にすると通じません。

#4 「ファミレス」は概念ごと説明した——価格と子連れで伝える

日本の外食文化を紹介する流れで、ファミレスの話になりました。

「ファミレス」と言いかけて、ふと不安になったんです。

family restaurant って、そのまま言って通じるのか?

僕は単語だけに頼らず、価格と使い方をセットで説明することにしました。

💬 僕が言った英語

“We call it family restaurant. Much cheaper, maybe for one dish 600 yen, means maybe $5.”

(意図: ファミレスと呼ばれる業態がある。1皿600円=5ドルくらいでかなり安い)

パスタが1皿600円、子連れでも気兼ねなく入れる。

この説明に、M先生はこう反応しました。

💬 講師の反応(M先生・アメリカ)

“That’s really good for this sort of pasta.”

訳:そのクオリティのパスタでその値段は、かなりいいね。(→ 価格の説明で一発理解)

あとで調べたところ、この不安は正解でした。

family restaurant とだけ言うと、英語圏では「家族経営のレストラン」と誤解されることが多いようです。

近い概念は casual restaurant や diner。

でも当時の僕のように、「安い・気軽・子連れOK」という中身を説明すれば、単語の正解を知らなくても伝わります

💡 ポイント: 「ファミレス」単体は誤解されがち。casual restaurant+価格(1皿600円)で概念ごと説明する。

#5 ハンバーグの肉の名前——「あの中の肉」と聞いたら patty だった

ハンバーグの話は、僕が逆に先生に質問した回です。

日本の「いいハンバーグ屋」を紹介したかったのですが、ハンバーグの肉部分をなんと呼ぶのかがわからない。

hamburger だとパン付きのあれになってしまいます。

僕は開き直って、こう聞きました。

💬 僕が言った英語

“In hamburger, there is a meat inside. What do we call it?”

(意図: ハンバーガーの中の肉のことって、なんて呼ぶんですか?)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“It’s patty. Patty and bun is different.”

訳:patty(パティ)だよ。patty(肉)と bun(パン)は別の呼び方なんだ。

patty(肉)と bun(パン)。

この2語を覚えた瞬間、日本のハンバーグが説明できるようになりました。

日本のハンバーグは「patty をライスと食べる料理」です。

そのまま、行きつけだったハンバーグ屋のプレゼンに突入しました。

サイドとライス込みで7〜8ドル、しかもチップ不要。

このコスパに、先生は “It’s better for the customer if there are no tips.”(チップがないのは客には最高だね)と納得していました。

💡 カタカナ食語の変換リスト

  • ハンバーグ: Japanese-style hamburger steak / a patty served with rice
  • ハンバーグの肉: patty / バンズ: bun
  • ソフトクリーム: soft serve(※次の小ネタ参照)
  • ファミレス: casual restaurant(+価格で説明)

余談ですが、ソフトクリームでも同じ罠を踏んでいます。

マックの雑談で「ソフトクリーム」と言えず、”It’s like swirl, I forgot the name…”(ぐるぐるした形の、名前忘れたけど…)と迷走しました。

正解は soft serve(ice cream)。

soft cream は和製英語で、そのままでは通じませんでした。

💡 ポイント: ハンバーグの肉は patty、パンは bun。ソフトクリームは soft serve。カタカナ語は疑ってかかる。

#6・#7 味と名前を英語にする——savory と「whatever you want」

次は、料理そのものではなく「味」と「名前」の話です。

実はここが、日本の食トークで一番差がつくところだと思っています。

#6 「甘くない味」が言えない——salty と言いかけて savory を教わった

お好み焼きを説明していたときのことです。

「甘いパンケーキじゃなくて、しょっぱい系の…」と言いたくて、詰まりました。

💬 僕が言った英語

“Not sweet… salty?”

(意図: 甘くない、塩味系の食べ物と言いたい。でも salty だと「塩辛い」になる気がする)

salty だと「しょっぱすぎる」というネガティブな響きになりそうで、自信が持てませんでした。

そこでM先生がくれたのが、この単語です。

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“Savory. Savory means salty, not sweet.”

訳:savory(塩味系の・甘くない)だね。「甘くない系の味」全般を指す言葉だよ。

savory は「甘くない・塩味系のうまい味」を指す万能ワードです。

お好み焼きは savory pancake。

この一言で、先生の頭の中に正しいイメージが浮かんだのがわかりました。

さらに後日、キャラメルポップコーンの雑談で応用にも成功しています。

“Savory and sweet combination is very good.”(甘じょっぱい組み合わせは最高です)

「甘じょっぱい」は savory and sweet

日本の食トークで多用する「甘辛い」「甘じょっぱい」が、この組み合わせで表現できます。

💡 「味」を伝える基本パーツ

  • 甘くない・塩味系: savory(お好み焼き=savory pancake)
  • 甘じょっぱい: savory and sweet / sweet and salty
  • 塩辛すぎる: too salty(saltyはネガティブ寄りで使うことが多い)
  • うまみ: umami(第五の味覚としてそのまま通じる)

ちなみに「うまみ」は、umami のまま通じます。

甘味・酸味・塩味・苦味に続く第五の味覚として、英語圏でもそのまま定着している数少ない日本語です。

💡 ポイント: 「甘くない系の味」は savory。「甘じょっぱい」は savory and sweet で表現できる。

#7 和食の名前は由来ごと訳す——お好み焼きは “whatever you want”

savory pancake の話には続きがあります。

お好み焼きの「お好み」の意味を説明したら、先生の反応が跳ねたんです。

💬 僕が言った英語

“Okonomi means whatever you want. You can put anything you like.”

(意図: 「お好み」は「好きなものを何でも」という意味。好きな具を入れられる料理)

💬 講師の反応(M先生・アメリカ)

“That is so cool.”

訳:それめっちゃいいね。(→ 名前の由来で一気に興味を持ってくれた)

料理名は、訳すのではなく名前の意味を分解して説明すると強いです。

この日は勢いに乗って、親子丼も説明しました。

“Oyako means parent and child. Chicken and egg.”(親子=親と子。鶏肉と卵のことです)

ちょっとブラックな由来ですが、先生には「なるほど!」と大ウケでした。

豚汁は “pork miso soup” の一言で伝わります。

✅ 名前の由来で説明する型(実際に通じた3つ)

  • お好み焼き: “Okonomi means whatever you want.” + savory pancake
  • 親子丼: “Oyako means parent and child—chicken and egg.”
  • 豚汁: “Tonjiru is pork miso soup.”

💡 ポイント: 料理名は「○○ means…」で由来ごと説明する。名前の物語は最高の会話ネタになる。

シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

「親子丼=parent and child」、僕でも言える気がしてきた! でも料理の説明だけだと、そこで会話が終わっちゃわない?

フクさん

フクさん(筆者)

そこなんだよ、シマちゃん。ここからは料理の説明を超えて「食文化の議論」に発展した3つの話。実はこれが一番の英語の練習になったんだ。

#8〜#10 食文化トークで議論に発展——米・外食ガチャ・誤情報の訂正

最後の3つは、食べ物の話が文化議論に化けた実録です。

フレーズ暗記では絶対にたどり着けない、フリートークの醍醐味だと思っています。

#8 「主食」が言えなかった——staple food と「米一粒残すな」の躾

ドイツ人の友人が米をほとんど食べない、という話をしていたときです。

「日本人にとって米は主食で…」と言おうとして、「主食」が出てきませんでした。

💬 僕が言った英語

“We call rice as main, like…”

(意図: 米はメインというか、主食というか…)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“Main staple. Staple food.”

訳:main staple(主食)、staple food と言うんだよ。

「主食」は staple food。

“Rice is our staple food.”(米は僕らの主食です)で、一発で伝わるようになりました。

面白かったのはここからです。

僕が「日本では米を一粒も残すなと躾けられる」と話すと、先生が食文化の違いに強く興味を示しました。

💬 僕が言った英語

“We were told you cannot leave even one grain of rice.”

(意図: 米粒を一粒でも残してはいけない、と教えられて育った)

先生はこれを “Don’t waste it.”(粗末にするな、ということね)と整理してくれました。

米が主食の日本と、肉が中心のドイツの友人。

同じ食卓でも「絶対に残してはいけないもの」が違う、という話で議論が広がりました。

主食の違いは、そのまま文化の違いの話になるんです。

💡 ポイント: 「主食」は staple food。「一粒も残すな」は one grain of rice で躾の文化ごと語れる。

#9 「アメリカの外食はガチャ」理論を英語でプレゼンした

9つ目は、僕の持論を英語でぶつけた回です。

アメリカ生活で痛感したのが、外食の当たり外れの激しさでした。

これを僕は「ガチャ」と呼んでいたのですが、gacha では通じません。

そこで、確率の数字に翻訳してプレゼンしました。

💬 僕が言った英語

“Having dinner in the US is like lottery. The probability is one third that food is not good. In Japan, 80% or more you can get good food.”

(意図: 米国の外食はくじ引き。3分の1の確率でハズレ。日本なら8割以上当たり)

ガチャの代わりに使ったのは lottery(くじ引き)でした。

そして「3分の1でハズレ」「日本は8割当たり」という体感の数字。

M先生は大笑いしながら、こう返してきました。

💬 講師の反応(M先生・アメリカ)

“You have to look in the right places!”

訳:それは探す場所が悪いんだよ!(と笑いつつ、当たり外れの激しさ自体は認めてくれた)

反論されて、そこからレストランの探し方談義に発展しました。

意見をぶつける→反論される→さらに返す。

この応酬こそ、フリートークで一番鍛えられる瞬間だと思っています。

💡 ポイント: 「ガチャ」は lottery+確率の数字で翻訳する。持論は数字にすると議論として成立する。

#10 日本食の誤情報を英語で訂正する——「朝から卵6個」はさすがに違う

最後は、少し変わり種です。

M先生が見つけてきた「日本人の食生活」というネット記事を、一緒に検証する流れになりました。

その記事の内容が、なかなかすごいんです。

⚠️ その記事に書かれていた「日本人の食生活」

  • 日本人は7歳から朝食に卵を6個食べる
  • 日本人はパンを食べない
  • 日本人は毎晩魚を食べる

僕は1つずつ、英語で訂正していきました。

💬 僕が言った英語

“6 eggs for breakfast? Totally wrong. Many Japanese eat bread. And not fish every evening—we eat meat too.”

(意図: 朝卵6個は完全に間違い。パンも普通に食べるし、毎晩魚でもない。肉も食べます)

M先生も “Is this true? I’ve never heard of it.”(これ本当?聞いたことないよ)と一緒に首をかしげながら、検証に付き合ってくれました。

このレッスンで気づいたことがあります。

間違った情報を訂正するのは、正しい情報をゼロから説明するより簡単なんです。

“Totally wrong.”(完全に違う)、”That’s not true.”(それは違う)、”Actually, we…”(実際は…)。

型が3つあれば、あとは事実を並べるだけで議論になります。

日本について変な情報を見かけたら、それはフリートークの絶好のネタです。

💡 ポイント: 誤情報の訂正は “Totally wrong.” → “Actually, we…” の型で。反論は説明より簡単。

シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

朝から卵6個はさすがに僕でもツッコめるよ! …あれ、もしかして間違い探しって、意外といい練習になる?

フクさん

フクさん(筆者)

そうなんだよ、シマちゃん。ゼロから説明するより反論のほうが簡単だからね。最後に、この10個から見えた「会話の広げ方」をまとめるよ。

食べ物の話題で15分話す——僕がたどり着いた「広げ方」の型

10個の実録を振り返ると、盛り上がった回には共通の流れがありました。

僕はこれを「説明→数字→逆質問」の3ステップと呼んでいます。

食べ物の話題を広げる3ステップ(部品で説明する・数字で比べる・相手に聞き返す)のフロー図

ステップ1: 部品で説明する

正しい単語を知らなくても、材料・仕組み・使い方に分解すれば説明できます。

唐揚げなら「にんにく・醤油・酒・砂糖に入れて待つ」。

回転寿司なら「寿司がベルトで回っている」。

単語の正解探しで固まるより、部品を並べるほうが会話は前に進みました。

ステップ2: 数字で比べる

説明に数字を足すと、講師の反応が目に見えて変わります。

「回転寿司は2貫1ドル」「ファミレスのパスタは600円」「外食のハズレ率は3分の1」。

数字は英語力に関係なく伝わる、最強の共通言語です。

しかも価格や確率の話は、ほぼ確実に「え、そんなに?」の反応をもらえます。

ステップ3: 相手に聞き返す

説明が一段落したら、同じ質問を相手に返します。

“What about in the US?”(アメリカではどうですか?)

“Do you have something like this?”(似たものってありますか?)

僕がクリスマスKFCを説明したあとは、先生の家のクリスマス料理の話になりました。

聞き返した瞬間、文化比較が始まるんです。

✅ そのまま使える「広げ方」フレーズ

  • 部品で説明: “It’s a kind of…” / “We make it with…”
  • 数字で比較: “In Japan, it’s only $5. Here it’s like $20.”
  • 聞き返す: “What about in your country?” / “Have you tried it?”
  • 由来を添える: “The name means…”(お好み焼き=whatever you want)

💡 ポイント: 「説明→数字→逆質問」の3ステップで、食べ物の話題は15分続く議論に化ける。

まとめ——10の「詰んだ→言えた」一覧

今回の10個を一覧にしておきます。

復習用にどうぞ。

#場面詰まった英語使えた・教わった表現
1唐揚げのレシピ説明put chicken and waitmarinate / Japanese fried chicken
2回転寿司の説明sushi train(豪州系)conveyor belt sushi+2貫$1の数字
3海外の寿司を批評it’s not trueauthentic / It’s a different dish.
4ファミレスの説明family restaurant(単体では誤解も)casual restaurant+600円=$5の数字
5ハンバーグの肉の名前a meat insidepatty(パンは bun)
6「甘くない味」の表現not sweet… salty?savory / savory and sweet(甘じょっぱい)
7和食の名前の説明(訳語を探して迷子に)“Okonomi means whatever you want.”
8「主食」の説明we call rice as mainstaple food / one grain of rice
9外食ガチャ理論gacha(通じない)like lottery+確率の数字
10誤情報の訂正(何から言うか迷う)“Totally wrong.” → “Actually, we…”

あらためて見ると、難しい単語は marinate と savory くらいです。

patty も staple も lottery も、単語自体は難しくありません。

それでも会話の現場では出てこない。

そして出てこなくても、部品と数字で乗り切れる。

これが日本の食を英語で語るときの実態だと、僕は思っています。

食べ物の話は、文化トークへの最短ルートです

最後に、この記事の裏側の話をします。

今回の10個の表現を僕が今スラスラ言えるのは、単語帳で覚えたからではありません。

食べ物の話をするたびに詰んで、その場で講師に直してもらったからです。

食べ物の話題には、他のジャンルにない強みが3つあります。

✅ 食べ物ネタがフリートークに強い3つの理由

  • 毎日食べているから、ネタが無限に湧く(今日の昼ごはんですら話題になる)
  • 文化の違いが出やすく、講師が必ず食いついてくる
  • 詰んでも材料・値段・仕組みの「部品」でリカバリーしやすい

実際、クリスマスKFCも外食ガチャも、僕の英語は完璧ではありませんでした。

それでも議論として成立して、笑いまで取れた。

完璧な英語より、語りたい中身があるかどうか

食べ物の話題は、それを一番実感させてくれるジャンルでした。

そして正直な話、今回の10個も僕は1つも自力では直せませんでした。

savory も patty も staple food も、リアルタイムで会話して、その場で直してくれる相手がいて初めて手に入った語彙です。

僕の場合、その相手がCamblyのネイティブ講師でした。

フリートークの話題選びについては、この記事でも詳しくまとめています。

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シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

今日の晩ごはんの話から始めればいいなら、僕にもできそう! 次のレッスンで唐揚げの説明、試してみようかな。

フクさん

フクさん(筆者)

それが一番だよ。詰んでもいいんだ。詰んだ数だけ、語れる料理が増えていくからね。

よくある質問(FAQ)

Q1. 回転寿司は英語でなんと言いますか?

アメリカでは conveyor belt sushi が一般的です。

オーストラリアやニュージーランドでは sushi train がよく使われます。

僕は sushi train と言って通じましたが、アメリカ人のM先生は conveyor belt と言い直していました。

「寿司がベルトで回ってくるレストラン」と仕組みで説明すれば、どの国の相手にも確実に伝わります。

Q2. 唐揚げとフライドチキンの違いは英語でどう説明しますか?

一番シンプルなのは、下味の違いで説明する方法です。

“We marinate the chicken itself in soy sauce, garlic, and ginger before frying.”(揚げる前に、肉そのものを醤油・にんにく・生姜に漬け込みます)

衣に味をつけるフライドチキンとの対比で、Japanese fried chicken の特徴が伝わります。

Q3. ファミレスは英語で通じますか?

family restaurant とだけ言うと、「家族経営のレストラン」と誤解されることが多いです。

近い業態は casual restaurant や diner です。

僕は「1皿600円くらいで子連れでも入れる」と価格と使い方で説明して伝わりました。

Q4. 「甘じょっぱい」は英語でなんと言いますか?

savory and sweet、または sweet and salty で伝わります。

照り焼きやみたらし団子のような味を説明するときに便利です。

savory 単体は「甘くない・塩味系の味」全般を指す万能ワードです。

Q5. 「主食」は英語でなんと言いますか?

staple food と言います。

“Rice is our staple food.”(米は僕らの主食です)が定番の言い方です。

ただし英語圏には「主食」という概念自体が薄いので、「ほぼ毎食食べる」と補足すると感覚まで伝わります。

Q6. うまみ(umami)は英語で通じますか?

通じます。

umami は甘味・酸味・塩味・苦味に続く第五の味覚として、英語圏でもそのまま定着しています。

だしの味を説明するときは “It’s rich in umami.” や “savory broth” が使えます。

Q7. 「和食」と「日本食」の違いはどう説明しますか?

和食(washoku)は伝統的な日本の食文化を指し、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

日本食(Japanese food)はラーメンやカレーのような、海外由来で日本流に進化した料理も含む広い言葉です。

会話では “Washoku is traditional Japanese cuisine.” と一言添えれば十分です。

ちなみに伝統的な和食の構成は一汁三菜(ご飯+汁物+おかず3品)で、”one soup and three dishes” と説明できます。

Q8. 海外の寿司と日本の寿司は何が違いますか?

僕の体感では、海外はロール中心、日本は握り中心です。

アメリカの寿司レストランではドラゴンロールやスパイダーロールなどの創作ロールが主役でした。

「別物だけどどちらもあり」のスタンスで語ると、文化トークとして盛り上がります。

Q9. savory と salty の違いは何ですか?

savory は「甘くない・塩味系の味」全般を指すポジティブな万能ワードで、お好み焼きは savory pancake と説明できます。一方 salty は「塩辛い」で、too salty のように「しょっぱすぎる」というネガティブ寄りの文脈で使われることが多い単語です。「甘くない系」と言いたいだけなら savory が安全です。

Q10. ハンバーグは英語でなんと言いますか?

Japanese-style hamburger steak、または「a patty served with rice(パティをライスと食べる料理)」と説明すると伝わります。hamburger とだけ言うとパン付きのハンバーガーだと誤解されるので注意。肉部分は patty、パンは bun と呼び分けます。

次回予告

「Cambly 300回の記録」シリーズ、次回はVol.12: 英語で意見を言えなかった僕の議論力が付くまでです。

テーマは英語で意見を言う編。

宇宙ゴミの責任論、15分都市、サマータイム賛成論など、フリートークが「議論」に進化した実録を集めます。

シリーズの原点、「Camblyで僕が何を得たか」はこちらです。

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Camblyの本当の価値とは?約9000分使った純ジャパが語るリアルな効果! 文法はわかる。 英文も読める。 TOEICの点数も悪くない。 でも、ネイティブを前にすると何も話せない。 言いたいことはあるのに、言葉が出てこない。 僕も長い間、この...

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この記事を書いた人

純ジャパからTOEFL iBT108を取得し、世界Top15大学院(QS/THE)をGPA4.0で修了。
Camblyを2年以上使い倒した英語学習メンター。精神論ではなく再現性のある方法を伝えます。

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