「今月でやめます」と伝えたら関係が変わった——講師と本音で話せるようになるまで|Cambly 300回の記録 Vol.13

“I have one sad news. My contract with Cambly will expire and most likely I would not renew.”

——2年間で一番言いにくかった英語は、講師への「今月でやめます」でした。

言った瞬間、画面の向こうで先生が少しだけ黙って。

返ってきた言葉で、僕はこの先生をレギュラーにして本当に良かったと思いました。

そしてこの2週間後、僕は前言撤回して契約を更新することになります。

この記事では、レギュラーの講師たちとレッスンを重ねた2年間の記録を公開します。

「先生と生徒」が「一緒に学ぶ相手」に変わっていった実録9場面です。

フクさん(筆者)

✍️ この記事を書いている人(フクさん)

純ジャパからTOEFL iBT108を取得し、世界Top15大学院(QS/THE)をGPA4.0で修了。
Camblyを2年以上使い倒した英語学習メンター。精神論ではなく再現性のある方法を伝えます。

✅ この記事でわかること

  • 講師に「契約をやめます」と伝えた日の実録と、そのとき起きたこと
  • 数ある講師からレギュラーを決めた基準——「指摘の質」の見極め方
  • 同じ講師を続けると関係が変わる3段階(緊張期→常連期→学び合い期)
  • 生徒が「教える側」になる瞬間——シカゴ逆ガイド・Ottoman事件
  • 同じ講師を続けるメリットと、実感したデメリットへの正直な答え
  • 講師と関係を築く場面で実際に使った英語表現10選
シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

講師と仲良くなるのって大事なの?毎回違う先生を選んだ方が、いろんな英語に触れられそうだけど…。

フクさん

フクさん(筆者)

僕も最初はそう思ってたよ。でも同じ講師と関係を築いたら、レッスンの質が別物になった。今日はその記録だよ。

目次

#1 「今月でやめます」と伝えた日、講師との関係が変わった

先に今回の学びを言います。

オンライン英会話で講師と仲良くなる価値は、「楽しく続けられる」ことではありません。

関係が深まると、レッスンで話す英語の中身が変わる——これが2年続けた僕の結論です。

雑談が本音の議論になり、教わるだけの30分が「一緒に調べて、教え合う」30分になりました。

その変化を一番実感したのが、冒頭の「やめます」の日です。

言いにくいことを、初めて英語で切り出した

2022年11月のレッスンでした。

契約が12月頭で切れるタイミングで、更新しない方向に傾いていた僕は、いつも通り近況を話したあとに切り出しました。

💬 僕が言った英語

“I have one sad news. My contract with Cambly will expire and most likely I would not renew.”

(意図: 残念なお知らせがあって。Camblyの契約が切れるので、たぶん更新しないと思います)

正直、言うまでめちゃくちゃ迷いました。

黙ってフェードアウトすることもできたんです。

予約しなくなれば、それで終わり。

オンライン英会話の講師と生徒なんて、本来それくらい軽い関係です。

でも1年近くお世話になった先生に、それはできませんでした。

返ってきたのは「先に言ってくれてありがとう」だった

身構えていた僕に、M先生はこう返しました。

💬 講師の反応(M先生)

“It’s good you tell me in advance. Thank you for being flexible.”

訳:先に言ってくれて良かった。柔軟に対応してくれてありがとう。

引き止めるでもなく、営業トークでもなく、まず感謝が返ってきた。

このとき気づいたんです。

言いにくいことを言える関係になっていたこと自体が、2年間の成果だったと。

考えてみてください。

「やめます」を英語で、気まずくならないように、感謝を込めて伝える。

これ、ビジネス英語の交渉と同じ構造です。

その練習を、実戦でやらせてもらえる相手は講師しかいません。

2週間後、「やっぱり更新します」と報告したら

オチがあります。

いろいろ考えた結果、僕は契約を更新しました。

次のレッスンで「実は更新しました」と報告したら、M先生の返しはこうでした。

💬 講師の反応(M先生)

“I noticed that! I was confused and I saw like until January. That’s a good thing.”

訳:気づいてたよ! 予約画面が1月まで表示されてて、あれ?って思ってたの。良かった。

先生は予約画面の表示で、僕より先に更新に気づいていました。

ちょっと恥ずかしかったけど、この「やめる宣言→撤回」の一連のやり取りが、僕と先生の距離を一段縮めたのは間違いないです。

弱みも迷いも見せられる相手との英会話は、取り繕った英会話より圧倒的に伸びます。

💡 この場面の学び

  • 言いにくいことを英語で伝える練習は、関係のある講師相手にしかできない
  • 切り出しは “I have some sad news” のようにワンクッション置くと柔らかい
  • フェードアウトせず一言伝えると、関係はむしろ深まる

#2 レギュラーにした決め手は「人柄」ではなく「指摘の質」でした

そもそも、なぜM先生をレギュラーにしたのか。

ここを話しておかないと、「たまたま良い先生に当たっただけでしょ」で終わってしまうので、選んだ基準を書きます。

僕の決め手は、雑談の楽しさでも人柄でもなく、間違いを流さずに直してくれるかどうかでした。

「褒めるだけの先生」は一定数いる

正直に書きます。

Camblyの講師には、指摘の甘い先生が一定数います。

何を言っても “Great!” “Perfect!” で流れていくタイプです。

悪い先生ではないんです。

会話は楽しいし、モチベーションも上がる。

でも30分話して訂正がゼロだと、その日の僕の英語は1ミリも進化していません

初期の頃、何人か試して気づいたのはここでした。

❌ 指摘が甘い講師のサイン

  • 何を言っても “Great!” で会話が流れていく
  • 30分のレッスンで訂正・言い換え提案がゼロ
  • チャット欄に何も書き残してくれない

✅ M先生をレギュラーにした理由

  • 会話の流れを止めずに、正しい表現をさりげなく返してくれる
  • 大事な表現はチャット欄に残してくれる
  • 「なぜその言い方が自然か」まで説明してくれる

例えるなら、指摘の甘い先生は「優しいカラオケの採点」で、M先生は「音程バーが見える採点」です。

気持ちよさは前者ですが、上達するのは後者なんですよね。

使い分けの前提: 核になるレギュラーは2〜3人

誤解のないように補足すると、僕は「1人に絞れ」とは思っていません。

週1以上で予約するレギュラー講師は、最終的に5〜6人いました。

その中で関係が深く育ったのが、役割別の核になる2〜3人です。

フリートークで瞬発力を鍛えたい日はM先生、発音を直したい時期はA先生、音読と流暢さはR先生という役割分担です。

3人のレッスン内容の違いは、Vol.4で詳しく比較しています。

あわせて読みたい
Cambly講師3人のレッスンを比較したら、伸びるポイントが全然違った|Cambly 300回の記録 Vol.4 「Don't break the sentence. Read it in one breath.」とR先生に言われた翌日、A先生には「Repeat after me — slip, sleep」と全く違うドリルをやらされていました。 ...

この記事で書きたいのはその先の話です。

役割分担で選んだ講師と、どうやって「関係」を築いていったのか。

ここからが本編です。

レギュラー講師の決め手——褒めるだけの講師と直してくれる講師の対比

#3〜#4 同じ講師を続けると、関係は3段階で変わっていく

同じ講師とのレッスンを重ねると、関係は明確に段階を踏んで変わります。

僕の場合、こんな3段階でした。

講師との関係が変わる3段階(緊張期→常連期→学び合い期)のロードマップ

📝 関係の3段階(僕の実感)

  • 緊張期(〜10回): 毎回自己紹介の焼き直し。当たり障りのない話題。間違えると恥ずかしい
  • 常連期(10回〜): 前回の続きから話が始まる。家族や仕事の近況を覚えてくれている
  • 学び合い期(数十回〜): こちらが教える場面が出てくる。本音・弱み・言いにくいことも話せる

境目になるのは「話題の積み上がり」です。

毎回違う講師だと、会話は毎回リセットされます。

自己紹介して、仕事を説明して、家族構成を説明して——気づけば30分の3分の1が「前提の共有」で消えていく。

同じ講師なら、その30分がまるごと「続きの会話」になります。

ここでは、常連期を象徴する2つの場面を紹介します。

#3 「同じ2016年1月にロシアにいた」偶然が発覚した回

ある日、昔の旅行の話になって、僕が2016年1月にアエロフロートでロシア乗り継ぎをした話をしたときです。

💬 僕が言った英語

“I took Aeroflot, it was January 2016.”

(意図: アエロフロートに乗ったんです。2016年1月のことでした)

M先生の反応が予想外でした。

💬 講師の反応(M先生)

“The same as me! It was the same time as me, that’s really crazy.”

訳:私と同じ! まったく同じ時期に私もいたの。すごい偶然!

先生も全く同じ2016年1月に、ロシアとウクライナを旅行していたことが判明。

そこから当時の風景や物価の話で、レッスンは一気に盛り上がりました。

この手の偶然の一致は、初対面の講師との「はじめまして」の会話からはまず生まれません。

雑談を何十回も積み重ねた先にだけ、転がっているものだと思います。

#4 レッスン中に仕事電話が鳴った日、先生の返しに救われた

常連期のもう1つの象徴が、「素が出る瞬間」を許し合えることです。

在宅勤務中にレッスンを受けていたある日、日本からの仕事電話が鳴りました。

💬 僕が言った英語

“I’m sorry, can I get a minute?”

(意図: すみません、ちょっとだけ時間をもらえますか?=電話に出させてください)

慌てて謝って中断した僕に、戻ったあとM先生はこう言いました。

💬 講師の反応(M先生)

“Don’t make your boss mad. It happens with me too.”

訳:上司を怒らせちゃだめよ。私にもあることだから。

ユーモアで受け止めてくれたおかげで、気まずさはゼロでした。

初対面の講師だったら、たぶん平謝りして、残り時間ずっと引きずっていたと思います。

「完璧なレッスン」を演じなくていい相手だからこそ、毎回続けられる。

継続の一番の敵は気疲れなので、これは想像以上に大きかったです。

シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

レッスン中に電話って、僕なら気まずくて次から予約できなくなりそう…!

フクさん

フクさん(筆者)

その「気まずさで離脱」が一番もったいないんだよね。関係ができてると、ハプニングも笑い話で済むよ。

#5〜#7 生徒が「教える側」になる瞬間——逆レッスン3連発

学び合い期に入ると、面白い逆転現象が起きます。

生徒の僕が、先生に何かを教える場面が出てくるんです。

受け身のレッスンから卒業できた実感が一番強かった、3つの場面を紹介します。

#5 先生のシカゴ旅行を、住民の僕が英語でガイドした

ある日M先生から、12月にシカゴ旅行に行くと聞きました。

Vol.10でヒートテックの防寒プレゼンをした、あの旅行です。

当時シカゴに住んでいた僕は、気づいたら観光案内を始めていました。

💬 僕が言った英語

“I would recommend West Loop. Loop means downtown. And Sawada Coffee is owned by Japanese.”

(意図: おすすめはWest Loop。Loopはダウンタウンのことです。Sawada Coffeeは日本人オーナーの店なんですよ)

West Loopのレストラン街に、「Loop=シカゴのダウンタウン」という地元用語。

日本人オーナーのSawada Coffeeに、Robert’s Pizza。

先生はメモを取りながら、質問攻めにしてくれました。

💬 講師の反応(M先生)

“I’ll write it down. It has a 4.7 rating, I want to go!”

訳:メモしておくね。(調べながら)評価4.7だって、行ってみたい!

このレッスン、たぶん2年間で一番しゃべりました。

理由はシンプルで、僕のほうが詳しい話題だったからです。

英語力は変わっていないのに、「教える側」に回った瞬間、説明の英語が止まらなくなる。

「英語で話す力」の半分は、話題の主導権なんだと実感した回でした。

ちなみにクリスマスマーケットには、妻から仕入れた情報で警告も添えました。

“It’s nice but too crowded, you should choose maybe not weekend.”(良いけど混みすぎ。週末は避けたほうがいい)。

観光ガイドは褒めるだけじゃなく、注意点まで言えて一人前です。

#6 旅行から帰った先生の絶賛に、住民の本音で返した

この話には続きがあります。

シカゴ旅行から帰ったM先生が、興奮気味にこう言ったんです。

💬 講師の反応(M先生)

“I forgot how amazing this city is. Probably the best US big city I’ve ever been to.”

訳:この街がこんなに素晴らしいなんて忘れてた。今まで行った米国の大都市で一番かも。

「ヨーロッパみたい」とまで絶賛する先生に、僕は住民としての本音で返しました。

💬 僕が言った英語

“I really love Chicago city. The things I don’t like are foods and crimes and winter season.”

(意図: シカゴは大好き。ただ好きになれないのは食事と治安と冬(-20℃)だけ)

観光客の絶賛に、住民が「わかる。でもね」と実情を足す。

これ、日本語なら誰でもやっている「本音の会話」です。

初期の僕は、講師の意見に “Yes, yes” と同調するだけでした。

関係ができてくると、同調ではなく「自分の視点を足す」会話ができるようになる。

議論力の話はVol.12で書きましたが、その土台にはこの関係性がありました。

#7 ネイティブに英単語 Ottoman を教えてしまった夜

極めつけがこれです。

ソファと足置き台で手作りベビーサークルを作った話をしていたときです。

僕が “Ottoman”(オットマン=足置き台)という単語を使ったら、M先生が止まりました。

💬 講師の反応(M先生)

“No, we don’t call that Ottoman… oh, okay, I understand what this is!”

訳:え、それはOttomanとは呼ばない…(商品ページを見て)ああ、なるほど、これのことか!

先生はその家具を “foot table” と呼んでいて、Ottomanという単語自体に馴染みがなかったんです。

僕が実際の商品リンクを見せると、最後は「理解した!」と納得。

日本の家具ECで覚えた単語を、ネイティブに逆に教えるという謎の展開になりました。

ここで大事なのは「先生が無知だった」ことではありません。

ネイティブでも語彙には偏りがあって、教える・教わるは双方向だということです。

似た話がもう1つあります。

ベビーゲートの英語名をM先生も度忘れして、”baby fence…?” と言いながら一緒に検索した回です。

正解は baby gate で、先生も “Even I forgot.”(私でも忘れるのよ)と笑っていました。

わからない単語を「一緒に調べる」体験は、教わるだけのレッスンより記憶に残ります。

✅ 「教える側」に回ると起きること

  • 自分が詳しい話題では、英語の瞬発力が一気に上がる(主導権効果)
  • 同調だけの相槌が減り、「自分の視点を足す」会話に変わる
  • 講師と対等に調べ合う経験が、受け身レッスンからの卒業になる

#8〜#9 信頼は、講師が「間違えた後」に生まれる

講師との信頼関係はどこで生まれるのか。

僕の答えは意外なところにあります。

講師が完璧なときではなく、講師が間違えたり、確信がないときの振る舞いで決まるんです。

それを実感した2つの場面を紹介します。

#8 「間違った単語を教えたくないから」と辞書を引き直した先生

SNSとの付き合い方を話していたときのことです。

「熱心にはやらない」をどう言うかという流れで、M先生が vehemently(猛烈に)という単語を出しかけました。

そして、そのまま教えずに一度止まったんです。

💬 講師の反応(M先生)

“Let me make sure it’s correct. I don’t want to teach you the wrong word.”

訳:正しいか確認させて。あなたに間違った単語を教えたくないから。

その場で発音と意味を確認し直してから、”not very vehemently = not very aggressively/strongly” と教えてくれました。

ネイティブなのに、わざわざ辞書を引き直す。

一見頼りなく見えるかもしれませんが、僕は逆でした。

この先生が「合ってる」と言うときは、本当に合ってるんだという信頼が、この瞬間に生まれたからです。

適当に流さない人の言葉だけが、積み重なって信用になる。

これは英会話に限らず、仕事でも同じですよね。

#9 いつも直された発音を、先生のほうが「撤回」した日

もう1つは、A先生との発音レッスンでの一幕です。

A先生には events の発音をいつも矯正されていました。

ところがある日、僕がいつもの発音で言ったとき、A先生が意外なことを言い出しました。

💬 講師の反応(A先生)

“I hear sometimes in American movies they say events… if you say it that way, I guess it’s still okay.”

訳:アメリカ映画で、そう発音してるのを聞くことがあるんだよね…。その言い方なら、まあ許容範囲かな。

自分の指導を、観察に基づいて自分から譲歩する。

「先生は常に正しい」を演じるほうが、講師としては楽なはずです。

でも実際の言語は揺れるもので、その揺れを正直に認めてくれる先生のほうが信頼できます。

💡 信頼できる講師に共通していたこと

  • 確信がないときは「確認させて」と言える(知ったかぶりをしない)
  • 自分の指導を、根拠つきで修正・撤回できる
  • 「言語には揺れがある」ことを認めたうえで指摘してくれる
シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

なるほど…。「絶対正しい先生」より「正直な先生」のほうが、長く付き合えるってことか。

フクさん

フクさん(筆者)

そういうこと。しかもこの「誠実さ」は数回のレッスンじゃ見えてこない。続けた人だけが確かめられるんだよね。

結局、同じ講師と仲良くなると英語は伸びるのか——正直な答え

ここまで良い話ばかり書いてきたので、正面から答えます。

「同じ講師を続けるべき? 毎回変えるべき?」問題です。

僕の答えは、基本は同じ講師で、意図的に「初対面」を混ぜるです。

同じ講師を続けるメリット(実感ベース)

✅ 同じ講師を続けて実感したメリット

  • 前提共有が不要になる——自己紹介ゼロ。30分まるごと中身の話に使える
  • 話題が積み上がる——「その後どうなった?」から始まる会話は、毎回リセットされる会話より深い
  • 弱点を覚えてもらえる——僕のクセ(冠詞落ち・発音)を踏まえた指摘が飛んでくる
  • 言いにくいことを言う練習ができる——謝る・断る・報告する。関係がある相手だから実戦になる
  • 気疲れが消えて続く——ハプニングも笑い話で済む相手なら、継続のハードルが下がる

特に大きいのは2つ目です。

会話の質は「積み上がった文脈の量」で決まります。

シカゴ観光の話が、旅行前の案内→旅行後の本音レビューへ育っていったように、同じ講師との話題は連載になるんです。

毎回違う講師との会話は、毎回第1話をやり直すようなものです。

デメリットも実感した——聴き取りが偏る

一方で、デメリットも正直に書きます。

僕が実感したのは、耳がレギュラー講師の英語に最適化されてしまうことです。

M先生の英語は、話速も語彙の選び方もクリアに聴き取れる。

でもたまに初対面の講師を取ると、訛りや話し方の違いで聴き取りの精度がガクッと落ちました。

「M先生の英語が聴ける=英語が聴ける」ではなかったんです。

⚠️ 同じ講師だけを続けるリスクと対策

  • リスク: 耳が特定の講師の英語に最適化され、初対面の英語が聴き取りにくくなる
  • 対策1: レギュラーを複数人(僕は5〜6人・核は2〜3人)にして、声・訛りを分散する
  • 対策2: 月に数回は意図的に初対面の講師を取り、「聴き取りの実力テスト」にする

だから僕の運用は「核のM・A・R先生ローテ+たまに新規開拓」に落ち着きました。

固定か多様化かの二択ではなく、固定をベースに多様性を意図的に足すのが僕のおすすめです。

僕の講師ローテーション運用——核になる役割別レギュラーと初対面テストの組み合わせ

ちなみに、そもそもの「当たり講師」の探し方は別記事にまとめています。

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講師と関係を築く英語表現10選——実際に使った・言われたやつだけ

シリーズ恒例の表現集です。

今回は「講師と関係を築く場面」で実際に使った・言われた表現を、実録から10個選びました。

場面表現意味・使いどころ
言いにくい話の切り出しI have some sad news.残念な報告の前置き。いきなり本題より柔らかい
解約・終了を伝えるMy contract will expire, and I’m not sure if I’ll renew it.「更新は未定」と含みを持たせる言い方
撤回・方針転換の報告I decided to renew the contract after all.after all で「結局・やっぱり」のニュアンス
おすすめするI would recommend West Loop.would で押し付け感のない推薦になる
用語を説明するLoop means downtown.「A means B」は説明の万能フォーマット
正直な注意を添えるIt’s nice but too crowded. You should maybe avoid weekends.褒め+注意のセットで信頼されるガイドに
本音レビューThe things I don’t like are the food, the crime, and the winter.The things I don’t like are… で欠点を列挙
中断を詫びるI’m sorry, can I get a minute?急な電話・呼び出しの定番。get a minute=少し時間をもらう
確認してから答えるLet me make sure it’s correct.M先生の口癖。知ったかぶりせず信頼を作る一言
度忘れを認めるEven I forgot.「私でも忘れる」。ネイティブも使う自虐+場を和ませる

1つ補足です。

冒頭の僕のセリフ “I have one sad news” は、実は不自然な英語でした。

news は数えられない名詞なので、one sad news とは言えません。

正しくは some sad newsa piece of sad news です。

言いたいことを言うのに必死で、文法が飛ぶ。

それでも先生には伝わって、関係は前に進む。

完璧な英語より、伝える勇気のほうが関係を作る——これもこの2年で学んだことです。

よくある質問

Q1. オンライン英会話は毎回同じ講師がいい? それとも変えるべき?

基本は同じ講師(レギュラー2〜3人)をおすすめします。

話題が積み上がり、弱点を覚えてもらえるからです。

ただし耳が偏るので、月に数回は初対面の講師を混ぜるのが僕の運用です。

Q2. 講師と仲良くなるコツはありますか?

小手先のテクニックより、自分の生活や仕事の話を具体的に開示することが一番効きました。

近況を話す→講師にも質問を返す→次回「その後どう?」と聞かれる。

このループが回り始めれば、あとは勝手に関係が育ちます。

Q3. 講師と相性が合わないときはどうすればいい?

我慢して続ける必要はないです。

ただ「人柄が合わない」より「指摘が甘くて学びがない」のほうが問題なので、訂正の質で判断するのがおすすめです。

何を言っても褒めるだけの講師なら、次を探していいと思います。

Q4. お気に入り講師は何人くらい確保すべき?

僕は週1以上で受けるレギュラーが5〜6人、そのうち関係が深く育った核が目的別の2〜3人でした。

フリートーク・発音・音読のように役割分担すると、予約が取れないときのリスクも分散できます。

講師タイプ別の使い分けはVol.4で詳しく書いています。

Q5. 同じ講師を続けるとリスニングが偏りませんか?

偏ります。これは実感しました。

レギュラーの英語はクリアに聴けるのに、初対面の講師で精度が落ちる。

だからこそ、初対面レッスンを「実力テスト」として定期的に挟むのが対策です。

Q6. 契約をやめるとき、講師に伝えるべきですか?

義務はありません。黙って離れても誰も責めません。

でも僕は伝えて良かったです。

言いにくいことを英語で伝える練習になったし、感謝を言葉にできたし、結果的に関係も深まりました。

Q7. 講師が突然いなくなることはありますか?

あります。

講師側の都合(退会・時間帯変更)で、レッスンを受けられなくなることは普通に起きます。

実際、僕とM先生のレッスンも最後は先生側の事情で自然に終わりました。

だからこそ、今の講師との時間は永遠じゃない前提で、1回1回を使い切るのがいいと思います。

まとめ: 講師との関係は、英語力の一部です

最後に、今回の実録9場面を振り返ります。

📝 Vol.13のまとめ

  • レギュラー講師の決め手は「指摘の質」。褒めるだけの講師では進化しない
  • 関係は3段階で変わる: 緊張期→常連期→学び合い期
  • 学び合い期には、生徒が「教える側」になる瞬間が来る(逆ガイド・Ottoman)
  • 信頼は講師が間違えた後の振る舞いで決まる(辞書引き直し・矯正の撤回)
  • 同じ講師のデメリットは聴き取りの偏り。2〜3人ローテ+初対面テストで対策
  • 関係は講師の都合で終わることもある。今の講師との時間を使い切る

オンライン英会話の攻略情報は世の中にたくさんあります。

でも「講師との関係の育て方」は、誰も教えてくれませんでした。

講師と本音で話せるようになると、レッスンは「英語の練習」から「英語でする会話」に変わります。

そしてその変化こそが、英語力そのものだったというのが、300回続けた僕の実感です。

まずは今のお気に入りの講師と、次のレッスンで近況の続きから話してみてください。

シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

僕もまずはお気に入りの先生を見つけて、「前回の続き」ができる関係を目指してみる!

フクさん

フクさん(筆者)

それが一番の近道だよ。次回のVol.14は表現編第3弾。ネイティブに直された表現をまた14個まとめるよ。

次に読むべき記事

講師選びの実践は、この2本が続きになります。

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議論できる関係になった先の話は、前回のVol.12でどうぞ。

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純ジャパからTOEFL iBT108を取得し、世界Top15大学院(QS/THE)をGPA4.0で修了。
Camblyを2年以上使い倒した英語学習メンター。精神論ではなく再現性のある方法を伝えます。

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