「通じるけど」ネイティブは言わない英語——300回で直された表現14選|Cambly 300回の記録 Vol.7(表現編 第2弾)

ネイティブは言わない英語 直された表現14選 Cambly300回の記録 Vol.7

“Yeah, we found that in the last minutes.”

「うーん、そこは “at the last minute” だね」

——言葉に詰まった僕に、M先生がそっと正しい形を差し出してくれました。

文法は合っている。意味も通じている。

なのに、ネイティブは「そうは積み上げない」。

この「通じるけど自然じゃない」のズレを、Cambly300回以上のレッスンで何度も指摘されてきました。

TOEFL108を取った今でも、ネイティブ講師には毎回のように直されています。

この記事では、海外生活や旅行のリアルな会話の中で実際に直された表現を14個、講師のセリフ付きで公開します。

フクさん(筆者)

✍️ この記事を書いている人(フクさん)

純ジャパ → TOEFL108 → 世界Top15大学院(QS/THE)GPA4.0。
Camblyを2年以上使い倒した英語学習メンター。精神論ではなく再現性のある方法を伝えます。

✅ この記事でわかること

  • 日本人が一番落とす時制「現在完了」のリアルな直され方
  • 空港・飛行機・電車で通じなかった旅行英語(connecting flight 等)
  • 「通じるけどネイティブは選ばない」語彙・前置詞のズレ
  • this Wednesday と next Wednesday の意外な落とし穴
  • その場で言葉に詰まったとき講師が差し出してくれた表現
  • このミスがなぜ起きるのか、独学で気づけない理由
シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

文法は合ってるのに「ネイティブはそう言わない」って直されるの、地味にショックなんだけど…これ僕だけ?

フクさん

フクさん(筆者)

全然シマちゃんだけじゃないよ。TOEFL108の僕も毎回直されてる。今回はその記録だよ。

目次

結論: 文法が正しくても、自然な表現とは限らない

先に今回の学びを言います。

文法的に正しくても、「ネイティブが自然に選ぶ形」はまた別にあります。

例えば「友達ができた」を “I got friends” と言っても、意味は通じます。

でもネイティブは “I have made friends” と現在完了で積み上げる。

このズレは、テストでは減点されません。

だから独学だと気づけないまま、何年も残り続けます。

今回紹介する14個は、Vol.1(表現編 第1弾)とは場面がまったく違います。

舞台は空港・飛行機・電車・キッチン・引越し——海外生活と旅行のリアルな会話です。

💡 この記事の14個を4つに分けると

  • 現在完了が抜ける: 日本人が一番落とす時制(#1〜#2)
  • 海外生活・旅行で直された表現: 空港・飛行機・料理(#3〜#7)
  • 語彙・前置詞の小さなズレ: 通じるけど選ばない(#8〜#11)
  • 時制・関係表現の言い回し: this/next の罠ほか(#12〜#14)

ここから、実際に直された14個を順番に見ていきます。

現在完了が抜ける——日本人が一番落とす時制(#1〜#2)

最初は、僕が一番しつこく直された「現在完了」から。

日本語には「〜してきた」という積み上げの感覚はあっても、文法としての現在完了がありません。

だから会話のスピードでは、つい過去形や単純な現在形で済ませてしまう。

M先生との会話で、この穴は2回はっきり見えました。

#1 “I got friends” → “I have made friends”——友達は「できた」ではなく「作ってきた」

留学生活の話で、「こっちで良い友達ができたんだ」と伝えたかったときのこと。

💬 僕が言った英語

“I got very good friends here.”

(意図: ここで本当に良い友達ができた)

すかさず、M先生がこう言い直してくれました。

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“You can say I made, well, I have made very good friends here. It’s not over, so I have made very good friends.”

訳:「I have made very good friends」と言えるよ。まだ終わってない関係だから、現在完了でね。

ポイントは “It’s not over”(まだ終わっていない)でした。

友達ができて、その関係が今も続いている

この「過去から今につながっている感じ」を、英語は現在完了 have made で表します。

❌ 僕の言い方

I got friends(過去の一点で「手に入れた」感じ。関係が切れて聞こえる)

✅ ネイティブの言い方

I have made friends(作ってきて、今も続いている)

例えるなら、got は「点」、have made は「線」です。

日本語の「友達ができた」はどちらにも訳せてしまうので、つい過去形の点で止めてしまう。

でもネイティブの頭の中では、続いている関係は線で描かれているんですよね。

💡 ポイント: 「今も続いている」なら現在完了。got で点にせず、have+過去分詞で線にする。

gotは点でhave madeは線という現在完了のタイムライン図解

#2 “I cooked three times” → “I have cooked this three times”——経験は積み上げて語る

イカスミパスタを30回以上作っている、という料理の話でのこと。

「自分でも3〜4回は作った」と言おうとしました。

💬 僕が言った英語

“I cooked maybe three, four times.”

(意図: 今までに3、4回くらい作ったことがある)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“You can say, I have cooked this maybe three or four times.”

訳:「I have cooked this maybe three or four times」と言えるよ。

ここでも現在完了でした。

「これまでの人生で何回やったか」という経験の回数を語るとき、英語は have+過去分詞を使います。

“I cooked” だと「(あのとき)作った」と特定の過去の話に聞こえてしまう。

ついでに小さな直しがもう1つ。

“three, four times” ではなく “three or four times”

日本語は「3、4回」と読点でつなげますが、英語は or でつなぎます。

💡 現在完了が顔を出す3つの場面

  • 継続: ずっと〜している(I have lived here for two years)
  • 経験: 〜したことがある(I have cooked this a few times)
  • 完了・結果: 〜してしまった/今その状態(I have made friends)

この3つは中学で習います。

でも会話の速度で正しく出せるかは、まったく別の話なんですよね。

💡 ポイント: 「今までに何回」「今も続く」は現在完了。過去形で点にしない。

シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

現在完了、習ったはずなのに会話だと過去形で済ませちゃう…まさに僕だ。

フクさん

フクさん(筆者)

正直、僕も100回以上直された。でも「続いてる?」って自問するクセがつくと、だんだん出るようになるよ。

海外生活・旅行で直された表現(#3〜#7)

次は、海外生活と旅行のリアルな場面で直された5つ。

空港、飛行機、電車、キッチン——どれも英会話の定番トピックです。

だからこそ、ここでズレると毎回同じ場所でつまずきます。

#3 “transit flight” → “connecting flight”——乗り継ぎ便はこう言う

ロシア経由でヨーロッパに行ったときの話をしていたときのこと。

「乗り継ぎだけで、空港の外には出ていない」と言おうとしました。

💬 僕が言った英語

“Only transit flight.”

(意図: 乗り継ぎだけ。トランジット)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“Yeah, we say connecting flight. Or you had a connection flight.”

訳:それは「connecting flight」って言うよ。または connection flight ね。

「トランジット」は和製英語というほどではないのですが、日常会話では connecting flight が圧倒的に自然でした。

「乗り継ぎ便」は connecting flight。

「乗り継ぎ(の行為そのもの)」は connection。

旅行の予約サイトや空港の案内表示でも connecting をよく見かけます。

1回覚えてしまえば、空港の会話がぐっと楽になる単語です。

💡 ポイント: 乗り継ぎ便は connecting flight。transit は会話ではあまり使わない。

#4 “tilt the seat” → “recline the seat”——座席を倒すの定番動詞

帰国便で隣の席が空いていて、「席を少し倒せた」と言いたかったとき。

💬 僕が言った英語

“We could tilt our seat a little bit.”

(意図: 席を少し倒すことができた)

最初は M先生も “you can adjust the seat” と優しく拾ってくれたのですが、すぐに「ちゃんとした単語があるよ」と教えてくれました。

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“Well, there’s a term for that, we could recline. You know this, recline the seat.”

訳:それ用の単語があるよ、recline ね。recline the seat って言うんだ。

tilt は「傾ける」一般。

でも飛行機や椅子の「背もたれを倒す」は recline がドンピシャの動詞でした。

面白いのは、recline という単語自体は知っていたこと。

知っているのに、会話の瞬間には tilt が口から出てしまう。

「知っている」と「とっさに選べる」は、本当に別物だと痛感しました。

💡 ポイント: 座席を倒すは recline。知ってる単語を「とっさに選ぶ」訓練が要る。

#5 “online booking” → “make a reservation / pre-order”——bookingはホテルの語感

クリスマスのKFCをオンラインで予約する、という話のとき。

「オンラインで booking できる」と言いました。

💬 僕が言った英語

“Online booking or reservation, booking, maybe.”

(意図: オンラインで予約できる)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“Booking to me is like a hotel. You can make a reservation, or you can place an order, you can pre-order.”

訳:bookingって私にはホテルっぽく聞こえる。make a reservation か place an order、pre-order の方がいいよ。

booking が間違いというわけではありません。

ただ M先生の感覚では、booking はホテルや旅行の予約の語感が強いとのこと。

💡 「予約」の使い分け

  • レストラン・席: make a reservation
  • 商品・料理を前もって注文: pre-order / place an order
  • ホテル・旅行: booking もOK

「予約」という1語に、英語は複数の動詞を割り当てている。

日本語の便利な1語を、場面ごとにほどいていく感覚です。

💡 ポイント: 食事の予約は reservation、商品の事前注文は pre-order。booking はホテル寄り。

#6 丸ごと矯正された “That was my worst airport experience ever.”

これは単語ではなく、文ごと言い直してもらった例です。

年始の帰国便。空港が大混雑で、荷物を預けるだけで2時間半。

保安検査も長蛇の列で、危うく搭乗時刻に間に合わないところでした。

その地獄を説明しようとして、僕はしどろもどろになりました。

💬 僕が言った英語

“That was the worst experience in the airport, I think.”

(意図: あれは空港で一番ひどい体験だった)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“That was my worst airport experience ever. That’s what you can say in this situation.”

訳:こういうときは「That was my worst airport experience ever」って言えばいいよ。

並べてみると、自然な方がはるかにスッキリしています。

“the worst experience in the airport” を、“my worst airport experience” と圧縮する。

airport を experience の前に置いて1つの名詞のかたまりにして、最後に ever(今までで)を足す。

❌ 僕の言い方

the worst experience in the airport(前置詞句で後ろから説明。もたつく)

✅ ネイティブの言い方

my worst airport experience ever(名詞を前に重ねてスッと言う)

日本語の語順のまま「空港での一番ひどい体験」と組み立てると、どうしても前置詞句が後ろに伸びます。

ネイティブは名詞を前にポンと重ねて、短く言い切る。

この「名詞を前に積む」感覚は、Vol.6で書いた強弱のリズムとも地続きだなと感じました。

💡 ポイント: 「場所+体験」は名詞を前に重ねて圧縮。最後に ever で「今までで一番」。

#7 “scoop out the squid” → “scoop out the insides of the squid”——抜くのは「中身」

イカスミパスタの作り方を説明していたときのこと。

下処理で「イカをかき出す」と言おうとしました。

💬 僕が言った英語

“You need to scoop out the squid.”

(意図: イカの中身(わた)をかき出す)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“I think you need to say you need to scoop out the insides of the squid.”

訳:そこは「scoop out the insides of the squid(イカの中身をかき出す)」って言う必要があるね。

“scoop out the squid” だと、「イカそのものをかき出す」ように聞こえます。

実際にかき出すのは中身(わた)なので、the insides of the squid が必要でした。

日本語だと「イカをさばく」「イカをかき出す」で、対象の細かい区別をすっ飛ばせます。

英語は「何を」抜くのかを言葉にしないと、絵がズレて伝わるんですよね。

ちなみにこのとき、M先生は “grotesque”(グロい)という単語も教えてくれました。

イカスミの黒い見た目の話で盛り上がった、楽しいレッスンでした。

💡 ポイント: 「中身を抜く」は the insides of 〜。対象を省略すると絵がズレる。

シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

どれも「知ってる単語」なのに、会話だと別の言葉が出ちゃうんだね…耳が痛い。

フクさん

フクさん(筆者)

そうなんだよ。だから「直された単語を次のレッスンで使う」を繰り返して、口に定着させていく感じ。

語彙・前置詞の小さなズレ(#8〜#11)

ここからは、1語・前置詞1つの小さなズレです。

小さいけれど、こういうのが積み重なると「なんとなく不自然な英語」になります。

逆に言えば、1個ずつ潰せば確実に自然に近づくところでもあります。

#8 “anything more” → “anything else”——「もう買わない」のelse

靴の話で、「これ以上はもう買わない」と言いたかったとき。

💬 僕が言った英語

“I don’t buy anything more.”

(意図: もうこれ以上は買わない)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“I won’t buy anything else. Maybe is a better one.”

訳:「I won’t buy anything else」の方がいいかな。

直しは2か所ありました。

1つは else

「(それ以外に)もう何も」は anything more ではなく anything else が自然。

もう1つは won’t

未来の意志「(これからは)買わない」は、don’t(現在の習慣)ではなく will not = won’t です。

「もう買わない」という日本語には、未来の意志がこもっています。

そのニュアンスを won’t が拾ってくれるんですよね。

💡 ポイント: 「それ以外に」は else。未来の「もう〜しない」は won’t。

#9 “exam of Amazon” → “the exam from Amazon”——前置詞は from

AWSの資格試験を受ける、という話のとき。

「アマゾンの試験を受ける」と言おうとしました。

💬 僕が言った英語

“I take exam of Amazon.”

(意図: アマゾンの試験を受ける)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“I take Amazon’s exam, or I take the exam from Amazon.”

訳:「Amazon’s exam」か「the exam from Amazon」だね。

日本語の「〜の」を、つい of で直訳してしまうクセです。

「アマゾンが提供する試験」は、所有の Amazon’s か、出どころを示す from Amazon

of だと「アマゾンについての試験」のように、意味がぼやけて聞こえます。

💡 「〜の」を of で直訳しがちな例

  • アマゾンの試験 → the exam from Amazon / Amazon‘s exam
  • 会社のイベント → a company event(of を使わず名詞を重ねる)
  • 友達からのメール → an email from a friend

💡 ポイント: 「〜の」を全部 of にしない。出どころは from、所有は ‘s。

#10 “not so close friends” → “not such close friends”——soとsuchの境目

京都出身の知り合いの話で、「そんなに親しい友達ではない」と言いたかったとき。

💬 僕が言った英語

“They are not so close friends of mine.”

(意図: そんなに親しい友達ではない)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“You can say, they are not such close friends.”

訳:「not such close friends」と言えるよ。

so と such の使い分けです。

後ろに 名詞のかたまり(close friends)が来るときは such

so は形容詞・副詞を直接強める(so close、so fast)ときに使います。

❌ so + 名詞のかたまり

not so close friends(friendsという名詞が後ろに来るのでズレる)

✅ such + 名詞のかたまり

not such close friends / so close(形容詞だけならsoでOK)

「そんなに」を全部 so で済ませていたので、地味に効いた指摘でした。

💡 ポイント: 後ろが「形容詞+名詞」なら such、形容詞だけなら so。

#11 言葉に詰まったとき差し出された “at the last minute”

これは「直された」というより、詰まった僕に講師が助け舟を出してくれた例です。

大学院のグループ課題の話。

「ギリギリで終わらせるのが好きじゃない」と言いたいのに、”at the last minute” が出てこない。

💬 僕が言った英語

“I don’t really like finish, how do you say…?”

(意図: ギリギリで終わらせるのが好きじゃない、の「ギリギリで」が出ない)

💬 講師のフィードバック(M先生・アメリカ)

“At the last minute. I don’t like finishing anything at the last minute, you can say.”

訳:「at the last minute(ギリギリで)」だよ。「I don’t like finishing anything at the last minute」って言えるね。

“how do you say…?” と詰まった瞬間に、すっと正解を差し出してくれる。

これがリアルタイムの会話の一番ありがたいところです。

ついでに finish ではなく finishing(finish 〜ing で「〜し終える」)も自然に直してくれました。

辞書で “at the last minute” を引くことはできます。

でも「言いたいのに出てこない」瞬間に教われるのは、人が相手のレッスンだけです。

💡 ポイント: 「ギリギリで」は at the last minute。詰まった表現こそメモして次に使う。

時制・関係表現でネイティブが自然にする言い回し(#12〜#14)

最後の3つは、別の講師A先生(帰国前の引越し時期によく話していました)に直された表現です。

M先生とは違う角度の指摘で、特に #12 は単独で1記事書けるくらい大事なやつです。

#12 “next Wednesday” の罠——「今度の水曜」は this Wednesday

帰国の日程を伝えていたときのこと。

「次の水曜日(=今度の水曜)に発つ」と言ったつもりでした。

💬 僕が言った英語

“Next Wednesday, I think. Maybe five days from here.”

(意図: 今度の水曜=5日後に発つ)

💬 講師のフィードバック(A先生・アメリカ)

“You could say this Wednesday. Next would be two times — this would be not next week, following week.”

訳:そこは this Wednesday だね。next だと「再来週の水曜」になっちゃうよ。

ここが盲点でした。

数日後に来る「今度の水曜日」は、this Wednesday

next Wednesday は、ネイティブの感覚では来週どころか「再来週」の水曜を指すことがあるんです。

⚠️ next の落とし穴

  • 今週まだ来ていない水曜 → this Wednesday
  • next Wednesday → 話し手によっては「次の次」に取られる
  • 飛行機・予約・約束の日程で誤解すると事故になる

旅行や予約の日程をこれで間違えると、1週間ズレた約束になります。

A先生が「これは大事」という顔で念押ししてくれたのが印象的でした。

💡 ポイント: 数日後の曜日は this 〜。next 〜は「再来週」に取られる危険あり。

next Wednesdayは再来週に取られるカレンダー図解

#13 “my closest friend” → “my best friend”——一番の友達はこう言う

連絡を取る相手の話で、「一番仲のいい友達」と言おうとしたとき。

💬 僕が言った英語

“My closest friend, that’s it.”

(意図: 一番仲のいい友達)

💬 講師のフィードバック(A先生・アメリカ)

“Would you say it’s your best friend? More common in the U.S. to say my best friend.”

訳:それ「best friend」のこと? アメリカでは my best friend の方がよく使うよ。

closest friend は間違いではありません。

ただ「一番の親友」を指すなら、圧倒的に my best friend が自然でした。

A先生いわく、「close friends(親しい友達・複数)」と「best friend(一番の親友・1人)」は別物。

1人を指すなら best friend、何人かなら close friends と使い分けるそうです。

「親しい=close」の発想で closest を作ってしまうのは、いかにも直訳的でした。

定番のかたまり(best friend)はそのまま覚えるのが早いです。

💡 ポイント: 一番の親友は my best friend。複数なら close friends。

#14 “after I got” → “after I get” / “find a place”——未来なのに過去形

最後は、未来の話なのに過去形を使ってしまうクセ。

将来「スキルを身につけたら起業したい」という話のときでした。

💬 僕が言った英語

“After I got the skills…”

(意図: スキルを身につけたら(これから)

💬 講師のフィードバック(A先生・アメリカ)

“It’s going to be get — after I get some experience.”

訳:そこは get だよ。「after I get some experience(経験を積んだら)」ね。

「〜したら」という日本語が過去形っぽいので、つい got にしてしまう。

でも内容はこれから先の話なので、現在形 get が正解です。

英語には「時・条件を表す副詞節では、未来のことも現在形で言う」というルールがあります。

after / when / if のあとは、未来でも現在形。これを会話の速度で守るのが難しいんですよね。

同じA先生との別の回では、家探しの話で find a place も教わりました。

💡 同じ回で直された関連表現

  • after I got → after I get(未来でも現在形)
  • many residents available → there’s not many places available(residentは「住人」)
  • find a place(家・部屋を見つける、の定番)

residents(住人)と place(物件)の取り違えも、日本語の「住居が空いている」を直訳した結果でした。

💡 ポイント: after / when / if のあとは未来でも現在形。物件は place、住人は resident。

シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

next Wednesdayが再来週って…これ知らずに予約してたら確実にやらかしてたよ。

フクさん

フクさん(筆者)

ここが一番「教わってよかった」ってやつ。日付がズレると本当に事故るからね。

なぜこのミスが起きるのか——直訳と「完了の感覚」の不在

14個を並べてみると、原因はだいたい2つに収束します。

1つは、ずっと言われている日本語からの直訳

「〜の」を of に、「ギリギリで」を頭の中で組み立てようとする。

日本語の便利な1語を、英語の場面ごとの言葉にほどけていないんですよね。

もう1つが、今回はっきり見えた「完了・継続の感覚」の不在です。

⚠️ 日本人がやりがちな根っこのクセ

  • 「続いている / 経験した」を過去形の点で済ませる(現在完了の不在)
  • 未来の「〜したら」を過去形で言う(時・条件節のルール)
  • 「〜の」をすべて of で直訳する
  • 定番のかたまり(best friend / connecting flight)を自作してしまう

日本語には現在完了という形がありません。

だから「友達ができて、今も続いている」という時間の幅を、英語に移すときに落としてしまう。

知識がないわけじゃないんです。

日本語の設計図のまま英語を建てているから、同じ場所が歪む。

じゃあどう直すか。

僕がレッスンと併用して効いたのは、この4つです。

✅ 僕がやって効いた直し方4つ

  • 直された表現を1個ずつメモ: その場で言い直された英語を録画から拾う
  • 「続いてる?」と自問するクセ: 過去形を言う前に現在完了か確認する
  • 定番のかたまりで覚える: connecting flight / best friend を1語感覚で
  • 次のレッスンで意識的に使う: 使って初めて口に定着する

特に効いたのは、最後の「次のレッスンで使う」です。

メモするだけだと、また同じミスをします。

直された表現を次の回でわざと使ってみると、講師が「お、使えてるね」と拾ってくれる。

この一往復で、ようやく自分の言葉になるんですよね。

まとめ——14個の「通じるけど不自然」一覧

今回の14個を一覧にしておきます。

復習用にどうぞ。

通じるけど不自然な英語の言い換え14選一覧

あらためて見ると、難しい単語は1つもありません。

現在完了も、this/next も、from も、全部中学で習う範囲です。

ズレていたのは知識ではなく、会話の速度でそれを選べるかどうかでした。

テストのスコアでは測られない部分なので、TOEFL108でもこのザマです。

でも逆に言えば、ここは1個ずつ潰せば確実に自然に近づきます。

シマちゃん

シマちゃん(読者代表)

全部知ってる単語なのに、っていうのが逆に救いかも。覚え直しじゃなくて「選び直し」だもんね。

フクさん

フクさん(筆者)

そうそう。だから絶望しなくていい。1単語ずつ「選び直す」だけ。僕もまだ途中だしね。

よくある質問(FAQ)

Q. 通じているなら、直さなくてもいいのでは?

通じることと自然なことは別物です。今回の14個のようなズレはテストでは減点されないので、独学だと何年も残り続けます。急いで全部覚える必要はありませんが、「ネイティブが自然に選ぶ形は別にある」と知っているだけでも、直されたときの吸収が早くなります。

Q. 現在完了はいつ使えばいいですか?

「過去の一点」ではなく「今も続いている・積み上げてきた」ことを話すときです。友達関係が今も続いているなら I have made friends、料理を今までに数回作った経験なら I have cooked this three times。got で「点」にせず、have + 過去分詞で「線」にするイメージです。

Q. こうしたズレに自分で気づく方法はありますか?

正直、僕は14個中1つも自力で気づけませんでした。リアルタイムで指摘してくれる相手を持つのが一番の近道です。指摘の多い講師の選び方は講師の選び方の記事に、録画を使った拾い直しの方法は本文末のガイドにまとめています。

この「通じるけど不自然」は、独学だと一生気づけない

最後に正直な話を。

今回の14個、僕は1つも自力で気づけませんでした

文法書を読めば、現在完了も this/next も載っています。

でも「あなたの I got friends は関係が切れて聞こえる」「その next は再来週だよ」。

こういう指摘は、リアルタイムで聞いてくれる相手がいないと出てきません。

僕の場合、その相手がCamblyのネイティブ講師でした。

レッスンが全部録画されるので、直された表現をあとから何度でも拾えたのも大きかったです。

Camblyをどう使い倒したかは、こちらにまとめています。

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この記事を書いた人

純ジャパからTOEFL iBT108を取得し、世界Top15大学院(QS/THE)をGPA4.0で修了。
Camblyを2年以上使い倒した英語学習メンター。精神論ではなく再現性のある方法を伝えます。

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